火曜4限,9号館7階724号室(村澤研究室)
本授業ではミクロ計量経済学(=個票データを用いた実証分析の手法)を学ぶ.前半では,まず大学中級レベルの統計的推測の理論を復習し,それを踏まえて回帰分析による因果関係の分析の意義と限界を学ぶ.後半では,より高度な因果推論の手法を紹介する.
各自のゼミ研究で,個票データを用いた実証分析を実践できる.
A. 経済学における基礎的な思考法と分析手法を修得する.
F. 社会において必要となるコミュニケーション能力,IT活用能力、プレゼンテーション能力,ディベート能力を身につける.
G. 論理的・分析的な思考法を身につけ,問題を科学的に把握する能力を身につける.
J. 課題を発見し,自ら調査し,解決策を導き出す能力を身につける.
講義と復習テストを交えながら,教科書に忠実に授業を進める.またデータ分析の実習を宿題として課す.復習テストと中間テストはチェックして返却する.
授業の前後に教科書の該当部分を必ず予習・復習すること(予習・復習各60分程度).
「統計入門」「中級統計学」の知識は必須.「PC統計学」も履修済みであることが望ましい.
宿題・復習テスト(50%)と試験(50%).すべての宿題について,全問に解答し(正答である必要はない),期限内に提出することが単位認定の必要条件.グループで取り組んでよいが,提出は個別に行うこと.
田中隆一 (2015) 『計量経済学の第一歩---実証分析のススメ』 有斐閣(授業に持参すること)
東京大学教養学部統計学教室編 (1991)
『統計学入門』
東京大学出版会
加藤久和 (2012)
『gretlで計量経済分析』
日本評論社
昨年度の履修者26名の成績分布は秀4名・優9名・良3名・可4名・不可6名でした (ただし「中級統計学」の開設に伴い,今年度は授業内容を大幅に変更します).
私の知る限り,賢くなるための唯一の方法は読書です.教科書も含め,良書をじっくりと読んで下さい.
授業中に立ち歩かないこと.私語を慎むようお互いに注意すること.
日程は進行状況に応じて調整します.教科書の該当部分を事前に読んでくること.